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居場所のない感じ

命运冠位指定Alter 迦勒底御主 1293 2024-11-07 21:01

  蒸し暑い空気が、寮の中に漂う。

  蒸し暑いなぁって、ルームメイトがそう文句を言っている。

  でも自分がそう思わない。

  全然そういうのは感じてこない。

  いつものようにブルーだった。

  どんな気分だって聞かれたら。

  きっと『この世界には自分の居場所にいないって思うんだろう。

  もう電子バイオリンを使ったのにね。

  音の伝達する箱がなくて。

  電力も入れてない。

  ただ空気を通じて、四分の弦の音を奏でる。

  その音は一般的に言えば。

  所詮キーボードを打つ程度の音しか出ない。

  弱音機が付いた音よりか弱くて、自分の個性を極めて圧制しているとはほぼ同然。

  それなのに、ただ、届きたい。

  他人に認められたい。

  そういう小さな願望を持っている。

  でも向こうはその後そういった。

  『ドアを閉めて!バイオリンってウザイだよ。』

  『……』

  私はしばらく沈黙した。

  『てめぇ!ドアを閉めろ!』

  その後は大叫ぶだ。

  『……コン。』

  私は何も言わずに、ドアを閉めてた。

  それでも、かすかな向こうの声が聞こえる。

  私に罵っているようだ。

  別に他人に認めてくれたくないって言ったらきっとうそだ。

  友達や先生にも私に『他人の目線を無視して、お前がすべての人に認められないよ。』

  て何度も何度も言われたが、まだ全然変わってない。

  別に自分が変わりたくないわけじゃないが。

  でも芸術というものは。

  小説や美術、そして音楽や言語など。

  いかに様々な領域にあるとしても。

  その中の通りは簡単に変わらない。

  すべては表現力の技術だ。

  その点があったら、もちろん進む時は他人から届けてくれた評判は大切なんだ。

  適当の褒め言葉は疲れた心をしみじみと治癒できる。

  そして新しい前向きのメンタル的なエネルギーを得て、前に進むこと。

  でも、他人からのネガティブな感情やコメントが多い場合にも、その人の心が落ち込んで、弱くなる可能性もある。

  最も気まずいのは。

  せっかく何十時間かけて絵を完成したところが、自分が完成した作品をネットで見せれば見せるほど、『なんで誰も来ないの』『いいねが足りない!』

  コメントが全然ないって感じられる。

  音楽も同じなんだ。

  前には自分が楽しむこと。

  今は逆になって、他人に罵られて、遠慮せざるを得ないものになっちゃった。

  実に風刺的な話だった。

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